ボルチモア橋を崩落させた貨物船
現地時間3月26日未明、コンテナ船「ダリ」が米国ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋に衝突し、橋の大部分が崩落し、複数の人や車両が水中に転落した。
AP通信によると、ボルチモア市消防局は、この崩落を大きな犠牲者を出した出来事と表現した。ボルチモア消防局の広報部長ケビン・カートライト氏は、「午前1時30分頃、ボルチモアのフランシス・スコット・キー橋に船が衝突し、橋が崩落したとの911番通報を複数回受けた。現在、川に落ちた少なくとも7人を捜索中だ」と述べた。CNNの最新情報によると、地元の救助隊員は、橋の崩落により20人もの人が水に落ちたと述べた。
「大理」号は2015年に建造され、積載量は9962TEU。事故当時、同船はボルチモア港から次の港に向けて航行中であり、これまでに塩田、厦門、寧波、洋山、釜山、ニューヨーク、ノーフォーク、ボルチモアなど中国と米国のいくつかの港に寄港していた。
「ダリ」の船舶管理会社であるシナジー・マリン・グループは声明で事故を認めた。同社は、乗組員全員が発見され、死傷者の報告はないとした上で、「事故の正確な原因はまだ特定されていないが、同船は資格のある個人事故対応サービスを開始した」と述べた。
財経聯合によると、ボルチモア周辺の幹線道路の主要幹線道路が深刻な混乱に陥ったことを考えると、この災害は米国東海岸で最も混雑する港の1つで海運と道路輸送に大混乱を引き起こす可能性がある。貨物の取扱量と価値で見ると、ボルチモア港は米国最大の港の1つである。自動車と小型トラックの輸送では米国最大の港である。現在、崩落した橋の西側には少なくとも21隻の船舶があり、その約半分はタグボートである。また、少なくとも3隻のばら積み貨物船、1隻の車両輸送船、1隻の貨物船が停泊している。ipと小型石油タンカー1隻。
橋の崩落は地元の通勤者に影響を与えるだけでなく、特にイースター休暇の週末が近づいていることもあり、貨物輸送にも課題を突き付けている。輸出入量が多いことで知られるボルチモア港は、直接的な運用上の障害に直面している。